11/20 師崎発 七福丸 カワハギ釣行(七目釣り)

バラ

2010年11月21日 23:40

専用竿を持っていながら、沖釣りでいまだしっかりとした
釣果を残せていない魚種、それは・・・、カワハギ。
今回は苦戦しているこのカワハギに再々チャレンジです。

会社の友人のうち、このブログのURLを知っている唯一の男Y、
今回初めて一緒に沖釣りに行くIと釣行計画を立てたのは9月末。
今年はカワハギの当たり年らしく、もっと早く船に乗りたかったのですが、
なかなか都合が合わず、11月下旬まで来てしまいました。

今回お世話になるのは、船頭さん、中乗りさんが親切な師崎の七福丸です。
到着したのは夜も明けきらぬ午前6時前。
休日かつ天候もよさそうなので、多くのお客さんで賑わっていました。
胴の間に3人横並びで位置し、出船の7時を待ちます。



※出船直前の様子。


出船後最初は、師崎近海の水深14~15mほどのポイントから開始。
ブロックが漁礁として沈めてあり、魚の居着く場所だそうです。
到着後すぐ船頭の「始めてください」の合図でスタートすると、
早速2投目に10回程度タタキを入れた直後にヒット!!
カワハギと思しきコンコンという、金属的な引きにアドレナリンが
一気に分泌されます。

ところが、リールを巻いても、なかなか魚が上がって来ません(汗)。
「あら?」と思ったら、なんとドラグが滑っています(涙)。
慌ててドラグの調整に入りますが、時すでに遅く、魚さんはサヨナラ(涙)。
おまけに根掛かりまで、やらかしてしまう始末。
さらに不幸なことに、道糸のPEまで劣化していたらしく、
根掛かり処理時、道糸が切れたのは集器の上部。
カワハギと思われる魚を逃した上、最初から集器を失うという、
最悪のスタートです。

その後明らかにカワハギと違う弱いアタリがあり、仕掛けを巻き上げると、
上がってきたのは、小さいオニカサゴ。
メゴチバサミを使って扱っていたからよかったものの、
途中中乗りさんに聞くまで、カサゴだとばかり思っていたので、
不意に素手で扱わずによかったです。
背びれに触れていたら、えらいことになるところでした。



※本日のファーストキャッチ。


同船したYが右舷側で初めて(かな?)のカワハギを釣ったのを皮切りに
船中ボチボチとカワハギが上がるなか、誘いを止めたロッドに
プルップルッというアタリが伝わってきました。
引き上げてみると、きれいなキス。
外道ではありますが、美しい魚体に少し癒されます。



※師崎近海でよく釣れるキス。2目め。


その後間を置かず、同様のアタリがあって上がってきたのがカレイ。
なかなか良いサイズですが、これまた外道です。



※これで3目め。


根の周囲を釣るカワハギ釣りなのでやむを得ないのでしょうが、
今日はやたらと根掛かりが多く、なかなか手返しよくいきません。
しかもハリス止めのところで切れず、
次々と仕掛けとオモリを失うはめになり、
船中で8セットほど追加購入しました。

また、潮の流れもそこそこあり、まずまず混んでいたので、
オマツリをやらかすこともしばしば。
まあ、こんなときは仕方ありません・・・。

しかし、そんな中でも友人Yは着実にカワハギを3尾上げており、
すっかり差をつけられている状況です。

その後、船はしばらく沖に出て、水深25m程度のポイントへ移動。
再スタート後、「そう言えば、今日はいつものベラが来んな~。」と
Yが不吉なことを言うと、案の定モソッというアタリが、
・・・やはりベラでした。



※4目めはおなじみ外道のベラ。


カワハギ釣りのセオリーどおり、タタキ、タルマセ、誘い、ハワセと
いろいろ試してみますが、アタリは増えません。
途中カワハギらしいアタリが一度ありましたが、
水面5mぐらいまで来たところで、痛恨のバラシ。
チャンスがあっても決められない、一時期のサッカーの日本代表のようです。
そんな中、しばらくすると、待望のカワハギらしいアタリが!
この引きは今度こそカワハギ!と思って引き上げると、小ぶりのマダイ。
本命を釣らずして五目釣りを達成です(涙)。



※尾びれに黒い縁取りがあるので、マダイらしい。5目め。


しばらく後、タタキタルマセして聞き合わせると、再度カンカンという、
カワハギらしい力強いアタリが!
またバラすと恥ずかしいので、Y、Iにも何も言わず、慎重に引き上げると、
ようやく本命のカワハギが顔を見せてくれました。
その後も底を叩いて、カワハギを1匹追加。
本日数少ないチャンスではありましたが、カワハギがヒットしたのは、
底を叩いた直後ばかりでした。



※ようやく本命のカワハギ。6目め。


ずいぶん日も高くなり、そんなに活性も高くないのだろうと、
仕掛けを底に這わせていると、何かがヒット。
一瞬根に潜られ、PE1号では万事休すと思いましたが、何とか出てきてくれ、
多少時間をかけて、キャッチしたのは良型のカサゴ。
その後も続けてカサゴを捕えるなど、煮魚候補が賑わって来ました。



※本日7目めはカサゴ。


そうこうしている内に釣りも終盤に。
とうとう根掛かりで、3個目の集器を失い、
「集器、あんなのは飾りです! 偉い人にはそれが分からんのですよ!」
と半ばやけっぱちになりながら、集器なしの仕掛けで底をタタいた直後に、
モソリとしたアタリが。
あまり期待せずに引き上げてみると、本日3匹目の良型カワハギでした。
釣り上げて間もなく、沖上がりの時間となりました。

今回一緒に釣行したYは5匹、カワハギが初めてのIも3匹と
釣果としては、もう一つといった感じですが、
見たところでは、周囲もそれほど釣れておらず、
状況がよくないのだろうと思っていました。
が、しかし、後日七福丸のWebサイトを見てみると、
同じ七福丸の違う船かもしれませんが、かなりのカワハギを
獲っている人もいるようで、やはりなかなか難しい釣りのようです。

また、いろいろな魚種が釣れるのは、沖釣りの魅力ですが、
七目も釣ったのは今回が初めてです。
上記以外にもYがトラギスを上げていましたし、
船中では少ないながら、フグやヘダイも上がっていたことを考えると、
もっと多くの魚種が釣れる可能性も十分あったようです。
(ちなみに使っていたのはカワハギ専用竿なのですが(笑)。)

しかし、いろいろな魚種が混じると、料理に困ります。
キスは天ぷら、カワハギの大きいのは刺身等々考えていましたが、
結局、「面倒くさいのですべて煮る!」の嫁の一言で、
バリエーションに富んだ煮魚料理が出来上がることになりました(涙)。


天気:晴れ
大潮:満潮/5:33 干潮/11:02

釣果
 カワハギ:3尾
 カサゴ:2尾
 オニカサゴ:1尾
 マダイ:1尾
 キス:1尾
 カレイ:1尾
 ベラ:1尾

ロッド: Daiwa A-TRIGGERカワハギ185S
リール: Marine GAUNTLETFL200
ライン: Gosen PE1号

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